鍼について
当院では反応が現れている経穴にごく細いステンレス製の鍼を用いて刺激しますので、皮膚が多少チクっとすることもありますが、ほとんど痛みはございません。感受性やその日の体調に合わせた施術を心掛けておりますのでご安心ください。ディスポーサブルの鍼もご用意しております。ご希望の方はお申し出ください。金属アレルギーの方には、アレルギー反応が少ない金製の鍼もご用意できます。
小児用のはりについて
ラッパのような形をした鍼や、先が丸くて太めの小さなクレヨンのような形の鍼、動物の爪を連想させる形の鍼など、形は様々ですがどれも皮膚には刺さりません。我が家では6歳と3歳の息子たちが小児はりに親しみを込めて「はりちゃん」と呼んでいます。乳幼児でも安心して治療を受けていただけます。
金属アレルギーの方には金鍼のご用意しています。
刺さない小児用のはりも様々な種類がございます。
安土桃山時代に御園意斎が母の病を治すために考案したと伝わる、効果抜群の打診もございます。
お灸について
用途に合わせて様々な種類の艾をご用意しています。一般的に知られている皮膚に直接据える投熱灸(点灸)はごくごく小さく柔らかく捻るように心掛けております。もちろん大きさを確認していただくこともできます。「このくらいの大きさならば。」と言っていただけるものを用いますのでどうぞご安心ください。
皮膚には直接触れない間接灸として、丸く団子状に丸めた艾で、経穴に翳かざして輻射熱で皮膚を炙るあぶり灸や、艾を詰めた竹の筒を皮膚の上で圧をかけながら転がしながら温める竹の輪灸、お灸と指圧の要素を併せ持つ棒灸指圧、鍼の頭にお灸を載せる灸頭鍼もございます。お灸は基本的に補法で用いますが、瀉法としては熱を感じたら直ちに取り去る知熱灸を用います。症状に合わせてお灸を選択致します。
奥に並べているお灸は米粒大の投熱灸(点灸)、手前は晒し艾。